言語聴覚士の仕事って?

言語聴覚士の仕事について考えてみようと思います。

コミュニケーション能力の回復と言語聴覚士の役割について

先天的、もしくは後天的な疾病や負傷によって、言語聴覚に障害をお持ちの方がいらっしゃいます。

主な障害としては、失語症や言語発達遅延などのことばの障害、聴覚障害、音声障害や構音障害などの声や発音の障害などがあげられます。

言語聴覚士は単独で障害者のリハビリテーションにあたるのではなく、医師・看護師・理学療法士作業療法士などの医療専門職、ソーシャルワーカー介護福祉士などの福祉専門職、そして臨床心理士・カウンセラーなどの心理専門職との連携で業務が遂行されます。

特に言語聴覚障害はコミュニケーション能力を著しく低下させるものであるため、障害者が社会復帰するために、最重要リハビリ事項であります。

根気強く日々のリハビリ訓練を支援し、社会復帰の具体的な事例や今後予定される雇用の場を十分に把握した上で、その障害者にあった適切な訓練の実施と支援をしていくことが効果的であり、それが言語聴覚士の仕事でもあります。

また、障害に対する偏見や人間関係を克服するためにも、障害者には一層のコミュニケーション能力の回復が社会復帰への重要なポイントとなります。