言語聴覚士の仕事って?

言語聴覚士の仕事について考えてみようと思います。

言語聴覚士は音が聞こえない人のリハビリをします

言語聴覚士とは、先天性や病気または何らかの怪我などで聞くことができなくなった人や、言語障害になった人に音を感知することができるようにしたり、言葉が話せるようにする訓練をする人です。

先天的に聞くことができない人は自分の発する言葉も聞くことができないので、どうやっても音を発することができません。

これは言ってみればあるものが全く存在しない世界にいる人に、存在しないものを理解させるようなものです。

到底簡単にできるはずはありません。

そこで言語聴覚士は、まずその人がその存在すらをも知らない音というものが、存在することから始めることになります。

そしてそれを自らが作り出すことができる、ということを教えていきます。

また聞くということの必要性や、振動などでどれが何を表すものかも教えていきます。

そしてそれをコントロールしていき、人とコミュニケーションを取れるようにしていきます。

何かの原因で言語障害になった人に対しても、訓練を通じて自力で言葉を発することができることを教えていきます。